技術紹介

掘削泥水・安定液の劣化防止技術

[適用する分散剤]
泥水式シールド・推進工事　→　アロンＡＫフロー
泥土圧式シールド・推進工事　→　アロンＡＫフロー
地中連続壁工事　→　アロンＡＫ-3000
場所打ち杭工事　→　アロンＡＫ-3000

[概要]
各工事用に開発した高性能分散剤を使用することにより、掘削用泥水の劣化現象を未然に防止します。
例えば泥水式シールド工事の場合、掘削地盤の土質性状や掘削土量などに対応して、適正量の高性能分散剤「アロンＡＫフロー」を掘削用泥水に添加することにより、泥水の粘性の上昇を効率よく防止します。また、これに伴い、土砂分離機および遠心分離機の分級性能の低下が防止され、泥水の比重の上昇が抑制されます。

ソイルセメントの高流動化技術

[適用する分散剤]
一般ソイルセメント工事　→　アロンＡＫフロー/ＡＫ助剤
ソイルセメント連続壁工事(ECO-MW工法)　→　アロンソイルＡ剤/アロンソイルＢ剤

[概要]
各工事用に開発した高性能分散剤を使用することにより、ソイルセメントの流動性を高めるとともに、その流動性を長時間保持することが可能です。
ソイルセメント連続壁工事では、セメントミルク調合プラントで作成したセメントミルクに、掘削地盤の土質に適した量の高性能分散剤「アロンソイルＡ剤/アロンソイルＢ剤」を添加することにより、品質を損なうことなくセメントミルクの注入量を低減することも可能です。

土の流動化

土の流動化に関する動画はこちら
　　　(ＷＭＶ/9.67ＭB)







高性能分散剤を添加することにより、土粒子表面に分散剤が吸着され、さらに分散剤の電離（イオン化）作用により粒子が相互に反発して分散します。
また、分散剤は水中に溶出した土に起因するカルシウムイオンやマグネシウムイオンなど、２価以上の陽イオンと反応し化合物（難溶物）を生成して不活性化します。
以上の分散剤の吸着・電離作用、化合物（難溶物）生成などにより、分散･流動化（減水）効果を発揮します。

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